死語の世界~ [車]
いや~。
。。。
新年あけましておめでとうございますヽ( `Д´)ノ┌┛ゲシッ!
今年はウサギ年。ドジでノロマなカメを卒業し、更新を増やしたいと思っております(汗
さて、少し遅くなりましたが、1月30日に東京で行われた「ニューイヤーミーティング(NYM)」のレポートです。
これまで旧車好きとしてそれなりの数のイベントを見てきましたが、この時期は何かとスケジュールが埋まることが多く、意外なことにNYMは初めて。今回も半ばあきらめていたのが急遽、午後から時間が取れることに。これは行くっきゃない!と急いで支度し、ルンルン気分でレッツラGOとなりました。
14時に会場のあるお台場へ到着。しばらく駐車場内をぐるぐる回っていると…
( ̄ー ̄)ニヤリッ
やはり来られてたんですね。空きスペースがなくとりあえず対面に駐車。近くに誰もいらっしゃらなかったので、先に会場を見てくることにします。
その前に駐車場を巡回。
このイベント、会場より駐車場の方が面白かったりするんです。実際、貴重な車たちがそこかしこにいて、特に80年代車が多かったのはうれしい誤算でした。終了時間が16時と早く、急がねばと思いながらも、見終えるまでにけっこうかかりました。
その中から何台かピックアップ。まずはコスモAPです。子供の頃はこの車とRX-3の顔が怖くて正視できなかったりしていました。でも今ではそんな気持ちはすっかり消し飛び、この日は久々の再会に大喜びでした。今にして思えば、当時はこれほど派手で色鮮やかな車なかったな~。
これはセドリックバン。リアのデザインが個性的でバッチグーです。もし現役当時にこの車を見ていたら、「何このへんちくりんな車!」で済ませていたのかな。マークXジオが登場した時は「トヨタ終わったわ」と思ったけど(失礼!)、いつかこの車みたくオーラを漂わすようになるのかな?
前にも取り上げたR30スカイライン。最近モーレツに欲しい車の一台です。ソアラ同様、集団で来られていました。パナスポーツのG7、何度見ても「よっ、大統領」と拍手喝采したいくらいピッタリですね。
以前は前期型のRSターボ、しかも赤黒じゃないとヤダ!とゴネる自分がいたんですが、ここにきて鉄仮面の評価が赤丸急上昇中。赤銀の鉄仮面が見たい。。。
ダッツンの初代二代目フェアレディ。白がよく似合います。ヨタハチ大好き人間なので自分の中でついおろそかになりがちですが、最高速が200キロオーバー(SR311)なのはすごい。
ホイールにも注目。有名なインパル(でいいのかな?)。昔はこの「星型」より「十字」の方がよく見た憶えがあります。そしてこのホイールで思い浮かべるのがシルビア/ガゼール。さすがにいないだろうと思いきや、何と我が愛車のそばにこのホイールを履いた極上のガゼールがいました。写真を撮り忘れた自分がうらめしい。。。
70年代ホイールの象徴的存在ともいえる「弥生」。オリジナルの色はもっとピンク色に近かったように思います。10系ならソアラにも似合いそう。
クラウン。相変わらずイカすわ~。保守的なオーナーが多い(とされる)クラウンですが、たまにはこんな思い切ったデザインを採用してもいいのでは。
と思ったらコレ4代目のセドリック(ORグロリア)ですね。大変スンズレイしました~。
今にも雪が降りそうなどんよりした天気だというのに、会場はアベックにファミリー、グループと、いろんな人たちで大賑わいでした。どちらかというとミニカーなどのグッズ販売がメーンらしく、実車以外アウトオブ眼中の当方は冷やかし程度でスルー。ウソです。ハマってしまうとソアラに資金を回せなくなるので購入をグッとガマンしておりました。でもガラクタ市みたいで車に関係ない商品もあり、冷やかすだけでも楽しめます。掘り出し物もありそうで、開けてビックリ玉手箱、なんてことがあるかも。
会場の車から。このべレット、すごくいい色してます。
実車を見ることは永久にないと思っていたので、「そ、そんなバナナ!」と声を上げそうになったのがこの車。ホンダS600(S800だったかも)をベースに製作されたコンセプトカー「グリフォン」です。70年代の車だったかな。ランボルギーニ・エスパーダと何となく雰囲気が似ている気がします。特撮物の番組でも使われていたような。
ドイツのメッサーシュミットKR200。「敗戦国バブルカー御三家」の一台というのは前に書いた通り。どれがヒデキでどれがヒロミなのかは分かりません、というツマラン冗談は置いといて(御三家ではなくて新御三家ですね)、散歩用に激しく欲しい一台です。
117クーペを取り上げるのは初めてだったかな?尻下がりのデザインがステキなのでナナメ撮りで。こっちはさしずめキャンディーズ?それとも花の中三トリオ?
圧巻はロータスヨーロッパ。20台ぐらいいたのかな。やっぱスポーツカーは車高が低くないとね~。ハレンチすぎます。ロータスといえば、これから怒涛の新車ラッシュを迎えるようですね。スポーツカー好きとしてはうれしい限りなのですが、一気に5台、しかもあんなにデザインが似通っていて経営破綻しないか心配。
会場を出た後は、戻ってこられたソアラオーナーの皆様と談笑。途中で小雪の舞うかなり寒い一日でしたが、旧車づくめでフィーバーしていたのと、とっくりセーター代わりにネックウォーマーをしてきたおかげで、夕方まで楽しい時間が過ごせました。
ひと足早く家路につきましたが、他の方はまだ残っていらっしゃったのかな?失礼ながら、クルマとソアラに関してはみなさんほとんどビョーキという感じです(人のこと言えませんが)
反省点はやはり来るのが遅かったこと。当方の到着前には新車並みの状態の10ソアラも展示されていたみたいです。天候や渋滞を考えて早めに会場を後にした旧車オーナーの方も多かったようですし。もっとも午前中に来ても、渋滞で駐車場に辿り着くのに何時間もかかったようです。電車という手もあるし、午後からでも十分楽しめるので、来たことのない方はぜひ一度足を運んでください。
最近YOUTUBEで70~80年代の歌謡曲を見まくっているせいか、なんだか死語のオンパレードになってしまいました。。。
。。。
アイムソーリーひげそーりー&許してチョンマゲヽ( `Д´)ノ┌┛ゲシッ!
三歩進んで三歩退いて… [車]
今年も残すところあと半月ですか。いや~本当に早い。後ろを振り返る余裕のないままこの体で全力疾走していると、時の経つのがずいぶん早く感じられます。今年はそれに輪をかけてという印象。やっぱトシ食ったからかな?
戦場のような仕事場で働いている関係上、12月が特別に忙しいわけではなく、年がら年じゅう師走のようなもの。もちろん、だからといって12月が忙しくないわけではぜ~んぜんありません。そんな状況だからこそ、残りわずかの時間を有効活用したいものです。
さて、ソアラの近況です。
全国オフの後もソアラへの関心は冷めるどころか熱くなる一方。何とか時間を作ってはソアラ関係に割り振っておりました。おかげでマイソアラもかなり進化。
これがビフォー。
そしてこれがアフター。
。。。
はい、ほとんど変わっておりません。
ていうか上の2枚、全く同じ写真です。それでも差し支えなさそうなので。
多くの時間を割いたのになぜって?
はい、割いたのは事実です。修理に出したり、オフ会に参加させていただいたり。
(ホワイトバランスを「蛍光灯」にしたまま撮影してもうた…でも意外といけてる?)
オフ会は11月の三芳、12月の大黒と2回。両方とも途中参加で、残念ながら撮影や車の見学に費やす時間は十分には確保できませんでした。それでも他のオーナー様と直に会話を交わす貴重な機会が得られ、ネットですでに存じ上げていたオーナー様とも対面できたので、恰好の気分転換となりました。
(大黒オフに登場したセドグロ軍団。威厳があってステキだわ~)
まだまだ顔とお名前が一致しませんが、20ソアラ以外も含め、いろんな方と親交を深められればと思っております。
一方、修理です。こちらはエンジンが時々かからなくなる持病の治療が最優先課題。いい加減どうにかしようと、埼玉のショップに預けました。
実は9月にモンゴルへ行った際に一度お願いしたのですが、なぜか店ではエンジンがかからない状態にならない…。その時は結局、何もしないまま引き取りました。今回は2度目のトライです。
前にも触れた通り、原因はセルモーターか、モーター周りの配線か、キーシリンダーのいずれかにあると推測していました。ただ原因が分からないまますべてを手当たり次第に修理するのは経済的に無理。かといってエンジンがかからない状態にならないと原因は突き止められない…。
走行に支障はないとはいえ、喉に小骨が刺さったような、何とももどかしい状況。どうしたもんかと思っていたら、店の方から「インヒビタスイッチを交換してみては」とご提案いただきました。このスイッチが壊れていると、エンジンを切る際にシフトをPに入れても信号が正しく伝わらないそうです。この部品もけっこう値が張るのですが、ダッシュボードを外して工賃が高くつくよりは、はるかにマシ。イチかバチか、藁にもすがる思いで交換をお願いすることにしました。
ついでに結露のひどいフォグの再コーキングをお願い。どうせ修理に出すならと、他にも甘えていろいろお願いすることにしました。
ところが修理に出す数日前、近所のスーパー銭湯に行った際のこと。ひと風呂浴びていい気分で車を出し、さらに近くの某駅前で短時間の用事を済ませて戻ってきてみると…。
あれっ?
○▼※△☆▲※◎★●・・・・・・・・・・・・・!?
フロントバンパーの左角が擦れてる~!!!
塗装はハゲハゲ。モールもダメダメ。振り返ってみる限り、スーパー銭湯で左隣に駐車していた車の仕業としか考えられません。塗装代はリアを含めて5万円弱、モールは他の3カ所を合わせて約2万3000円。マジブッコロス。
不運はこれだけにとどまりませんでした。
修理に出す当日。アクセルを踏むと…
ん、何かうるさくね?
フロントパイプが破損してました(泣
これで当初の計画は完全にご破算。それどころか総額14万円の出費。クラッ。幸いジャパンカップがマグレで当たり4万円近く回収できましたが、「進化計画」の遅れはかなり痛いです。
そんなこんなで修理に出したのが11月中旬、迎えに行ったのが12月4日。この3週間は戻ってくるのが待ちきれないわ、怒りは冷めやらぬわ、仕事は忙しいわでさんざんでした。店のご厚意で代車のストリームを格安で貸していただき、不便な思いをしなくて済んだものの、正直言ってストリームでは心が癒されませんでした(ゴメンナサイ)。
一方、泣きたくなるような思いをしたせいか、再会して元気な姿を目にした時の気持ちといったら…
今のところエンジンはきちんとかかっているので、進化したというのはウソじゃありません。もともと状態は良かったとはいえ、バンパーもピッカピカになったし。フォグは1週間も経たないうちに結露しちゃいましたけど。
細かい「進化」もありました。
(完全に見た目だけです…)
このスイッチ付きステアリング、ツインターボLではオプション。あいにくマイソアラにはついていませんでした。ヤフオクで購入したものに交換したのです。スイッチ付きの方がにぎやかそうなので…。残念ながら何の操作もできません(泣
そうそう、もう一つありました。
ゲインズのスカッフプレートです。
ヤフオクを見ていたらつい欲しくなってポチっちゃいました。何ちゃってBBS以外は没個性なマイソアラも少しはセールスポイントができたかな?
ただねえ…
スカッフプレートの落札額は4万円。欲しかったのは確かだけど、修理が高くつくと知っていればさすがに買わなかったわ~
まだやりたいこといっぱいあるのにどうしよ…
こうなったら玉砕覚悟で有馬記念と年末ジャンボに一縷の望みを託すしかなさそうです(トホホ
年に一度の宴じゃ~ [車]
ソアラ関係で今年の大目標といえば、オフ会への参加。そしてこの目標は、6月の三芳オフに参加したことで果たされたわけです。しかし、それよりも規模の大きなオフ会、つまり19日に開催された全国オフが最大の目標だったのはいうまでもありません。
ソアラを購入して5年、これまで体調やら仕事やらで参加がかないませんでした。今年こそは万全を期し、万難を排して参加にこぎつけたいところです。
今年の会場は三重県の鈴鹿サーキット。東京から400キロぐらいでしょうか。体調がよければ行ってこいの楽チンな距離ですが、今の当方にはかなり不安があります。たぶん渋滞するだろうし。はて。
考えあぐねた結果、前泊することに決定。開催日前の一週間をほぼ毎日夜中まで働き、3連休をほぼ休めるようにして、同時に疲労も散らす作戦です。
18日の昼前に自宅を出発。予想通り何度も渋滞にはまり、体力を根こそぎ奪われながらも、何とか8時間ぐらいかかり、これまた何とか前日に予約が取れた鳥羽の民宿に宿泊。到着してすぐに眠りに落ち、翌朝7時すぎに目が覚めました。順調順調。意気揚々と出発です。
ところがー!(もはやおきまりのパターンですね)。
好事魔多しとはこのこと。ソアラよりパワースポットなんぞに興味があるとおっしゃる山の神と義姉を伊勢神宮で降ろしたまではスケジュール通りでした。が、その後コンビニに立ち寄り、コーヒーを買おうとしたのが失敗の元でした。店から戻り、エンジンをかけようとすると、ウンともスンともいいません。
ここで来やがったか…ガクッ。
時々エンジンがかからなくなる持病を抱えたマイソアラ。時間が経てば再びかかるようになることは分かっていたので、焦るなと自分に何度も言い聞かせ、とりあえずその場で仮眠をとってやり過ごすことに。
結局、鈴鹿サーキットの入り口が分からず多少モタついたこともあり、涙目状態で会場に飛び込んだ時にはすでに14時すぎ。本人は自業自得だからまだいいとして、幹事様にまでご迷惑をおかけしてしまいました(大変申し訳ありません)。
もっとも、今の当方なら炎天下の中、しかも興奮状態で一日中いれば、かなりの高確率で救急車を呼ぶことになり、もっとご迷惑をおかけすることになったでしょうから、なにとぞ結果オーライということでご勘弁願えれば…
さて、会場に着くなり100台以上はいるかと思われるソアラたちに圧倒されながら急いで一眼レフを準備。ここからはツインターボ全開でひたすら写真を撮りまくります。その中のほんの一部をご紹介(残りは「みんカラ」のフォトギャラリーにて)。
まずは30系。現役に近いだけあって参加台数も多く、それはそれは沢山いました。20系と類似性があるかどうかはさて置き、フロントのデザインは私好み。乗るなら白でダクトなしの前期型かな。
10系軍団。台数は少なめでしたが存在感は抜群でした。
そして20系。50台ぐらいいたでしょうか。20台が参加した三芳オフの時も圧倒されましたが、この光景にはあ然ぼう然。
40系は…見過ごしてしまいました。1台いたのは憶えていますが…。豪華な内装をじっくり見たかった。
さて各論です。実は最もじっくり観察したかったのは10系だったりしていました。これは最末期の数カ月だけ販売されたリミテッド。2・8リッターではなく3リッターですね。このリミテッドはそれまでの10系とも次の20系とも微妙に印象が違います。走行4万キロ台。状態良好でした。確かこのリミテッドはメーター内にマルチビジョンがついているはずですが、現役で動いているのでしょうか?
20系は10系より洗練されていると思う一方、全体のフォルムは10系の方がバランスがとれていて、何と言うか、ふんばり感があります。
さらにもう一台。シートが革ではなく、布地だったところが特にツボでした。興味深々で眺めていると、オーナー様から気さくに声をかけていただきました。短時間ながら貴重なお話が伺え感謝です。
お次は20系。前期型ですね。スポイラーがなく、ホイールが大きいだけで印象がガラっと変わります。一瞬ユーノスコスモに見えたのは暑さでボーっとしていたせい?
みん友さんのお車です。初めてお会いすることができました。状態は参加した20系の中でもピカイチでした。クリスタル…ええと、クリスタルなんちゃらトーニングのリミテッド、欲しくてたまりません。
この車がさらにすごいのはステアリング。ボタン付きはリミテッドでは普通ですが、何と下に電話操作のボタンがついているではないですか!
キチョ~な付属の電話です。これでどんな会話が交わされていたのでしょう。
当方のハートを最もわしづかみにしたのがこの10ソアラ。おそらくドアミラーになる直前の82年に短期間だけ販売されたリミテッドでしょう。色といい、フェンダーミラーといい、絶妙なサイズ・デザインの足元といい、もし当方が10系を買うならまさにこうしたいと思う、理想的な一台でした。オーナー様とお話しできなかったのが悔やまれます。もし低走行のタマが出たら即買い間違いなしです。
いや~満腹満腹。もう食べられません。
ん?
そういえば、我が愛車はどこに?
遅れてきたため会場に入りきれず、会場脇にぽつんと佇んでおりましたとさ。そのため20ソアラたちの輪の中に入った絵は撮れずじまい。自らの不徳の致すところであります。帰りしなに同じ多摩ナンバーのオーナー様にお声がけいただいたのがせめてもの救いでした。
あいにく途中参加となってしまいましたが、死にかけの状態からよくぞ娑婆に戻れたとの思いも手伝い、5年越しの悲願達成にはかなり感慨深いものがありました。
車たちに感動したのはもちろん、初めてサーキットを訪れることができたし、ビンゴ大会もあるわ、さらにはレースクイーンのお姉さんたちもいるわで、十分にお祭りを堪能できた一日でした。ヘッドライトをかっさらってやると意気込んでいたビンゴはかすりもしませんでしたけど。
そして三芳オフと同じく、全国にこれだけ多くのソアラたちが健在で、深い愛情を注ぎ込まれているという事実を肌で感じられたのが収穫。来年は初っパナから参加するゾ!
大願成就! [車]
先週日曜に埼玉の三芳PAで行われた20ソアラのオフ会に顔を出してきました。我が人生初のオフ会です。ソアラに乗って5年。ずっと参加したいと思っていましたが、ようやく念願がかないました。
残念ながら当日は用事があって途中からの参加。しかも1、2時間で帰らなければならないタイトなスケジュールで、逸る気持ちを抑えつつ向かったら今度は事故渋滞に遭遇と、弱り目に祟り目とはまさにこのこと。それでも何とかたどり着き、「みん友さん」含め、多くのオーナー様と親睦を深められたので、終わってみれば最高に充実した一日となりました。
当日集まったソアラは何と19台!すごいとは聞いていたけど写真で見ていた以上に壮観でした。百聞は一見にしかずですね。
3000GTリミテッドのツーショット。すごい絵でしょ?って一番興奮してるのはおそらく当方です。この風景を目にしただけで昇天しそうになりましたよ。
蒸し暑さで汗だくになるのもかまわず、すべての車をわき目も振らずにじっくり観察し、個性的なモディファイに目が釘づけとなり、貴重なお話をうかがって目から鱗が落ち、そしてたっぷり目の保養をし…と、すっかり回復した両眼が大活躍してくれました。
ソアラの普及啓発ブログとしては全車を取り上げたいところですが、オフ会にはまた参加すると思うので、ひとまず今回は気になったモディファイを抜粋します。それでもほんの一部ですが。
まずはLONZAのテールランプカバー。このカバーの存在は知っていましたが、装着した車をきちんと見るのは初めてでした。ワルっぽいというか、ノーマルとはひと味違った印象。おそらく両面テープで貼るだけなので気分転換にはもってこいでしょう。ただし今買うとオークションで3万円ぐらいするみたいですけど。
一見ノーマルに見えますが、これは真ん中の段をクリア加工したもので、ハーフクリアテールと呼ぶらしいです。みなさん本当にいろいろ工夫されていらっしゃいます。
普通の革シートかと思ったら張替えじゃないですか!!!。海外でやってもらったとか。その方が安くつくらしいです。しっかし、新品みたいにきれいで違和感もなし。タバコの焦げ跡やコーヒーのシミがある我が愛車のシートも張替えたいナー。やり方や費用を今度ちゃんと聞いてみよう。
このオーナー様のお車は見所満載。ノーマルではチープなフューエルキャップもメッキ加工でご覧の通り。
ここもメッキ加工してあります。でもこれで打ち止めではありませんよ!
どうですこの徹底ぶり!!!ヤバすぎでしょう。目をまん丸にして、口からダラリとよだれを垂れ流しながら眺めたのはいうまでもありません。やっぱ光モノはええなあ~。金ないからやりたくても無理だけど(哀
こちらは純正のハーフシートカバー。つけただけでぐっと落ち着きが出ますね。
ヘッドライトをメッキモールで囲ってあります。さりげなく高級感がアップしていていい感じです。費用もそれほどかからなそうだし真似てみるか。
こういうアンテナ、懐かしい感じでけっこう好きです。
当日は初参加の恥ずかしさを隠すため言動がぎこちなくなってしまった当方ですが、それ以上に恥ずかしかったのが、「なんちゃってBBS」。いや~ん、お願いだから見ないで~(笑
まだ実現のメドは立っていませんが、できるだけ近いうちに本物を買ってやろうと狙っています。山の神の貯金を(笑。来たるXデーの参考にしたいとの思いも手伝い、BBS装着車には自然と目が吸い寄せられました。
これもBBS。ソアラはLMかRSが一番ですね。ダクト付きボンネット(これってもしかしてカーボン?)もスポーティーでカックイイ!
後で写真を見返していたら、今さらながらエアロキャビンだったのに気づきました。オープンにするところが見たかった。
ノーマルも立派なモディファイ。ノーマル志向の強い当方はこちらも興味津々でしっかりCHECK。
19台も集まったオフ会でしたが、一台として同じ車はなく、この懐の深さが20系の長所だということを再認識しました。
そして何より、たくさんの方が当方と同様にソアラを深く愛していらっしゃるという事実を肌で感じ、また心強く感じたのが一番の収穫でした。これからもなるだけ参加していっぱい刺激とやる気をもらうゾ!
やっぱり帰りは「ほすぃ~」の連呼でした… [車]
またまた車のイベントネタであります。
東京ビッグサイトで開催中の「BP東京ノスタルジックカーショー」を覗いてきました。当ブログをご覧ならもはや説明不要ですよね。今年でちょうど20周年とか。こんなに長いあいだ旧車の世界を支え続けてこられたことに敬服する思いです。ヒマなしカネなし体力なしの無間地獄に陥っている当方としても、その思いに応えないワケには参りません。気合で時間を作り、小一時間ほど見てきました。
実は、昨日(土曜)の夜になって突然仕事が降りかかり、すっかり疲れ切った今はブログどこじゃなかったりするのですが、イベントは今日(日曜)までしか開催せず、直に名車たちを見ていただきたいため、オネムの時間を削ってシコシコ書いています。東京近辺にお住まいの方には、ぜひ足を運び、郷愁に浸っていただければ。
ということで、いつも以上に工夫がなく恐縮ですが、ざっと内容を紹介。
まずは常連のキャステルオートさん。今年で設立30周年だそうで、しかもイベントの節目も重なって、これ以上ないくらい力のこもった展示内容でした。カウンタックが3台、ディーノがこれまた3台、他のフェラーリは512に、328に、465に、275に…えっとミウラもあって、さらにはポルシェの73カレラもあって…まさにスーパーカーブームのオールスターキャストが勢ぞろい。すごすぎて意識が飛ぶ飛ぶ…。
このカウンタックLP400、分かる方には分かると思います。1977年、このイベントが開催されているお台場の対岸で、「サンスター・スーパーカー・コレクション77」というイベントがありました。スーパーカーブームを大いに盛り上げたそのイベントで主役を張り、子供たちの注目を集めまくったのが、このオレンジ色のLP400だったのです。しかも何と同じ個体!!!そのイベントに行っておらず、まだ幼かった私ですらこの興奮状態ですから、行ったことのある人や当時の記憶がはっきりしている人は推して知るべし。子供のころはウイングの付いたLP500の方がデラックスで好きでしたが、軽快で鮮やかな色のLP400も素晴らしいの一言。
365GTB/4 デイトナ。並み居るスーパーカーの中ではちょっと地味な存在ですが、この車は黒のボディーカラーが珍しく、異彩を放っていました。ちなみにこの車は140台だけ作られた初期型。それ以降は米国規制の関係でヘッドライトが上がるよう変更されています。何気に貴重なんです。
キャステルさんのブースで思わず唸り声を上げそうになったのがこのバーベキュー、ではなくてランチア・ストラトスのドンガラ君。完成車も相当貴重ですが、こうしてドンガラを目にする機会はたぶん二度とないでしょう。有難い趣向です。ちなみにこのストラトス、ホイールベースとトレッドの長さがほぼ同じ、つまり正方形にタイヤが配置されています。そんなんでマトモに走れるのか、車って…。
さて、時間的余裕がないので、後は当方が目を奪われ、心を奪われ、そして財布まで奪われそうになった車だけピックアップしておきます。他にも魅力的な車たちがたくさんいますが、後日「みんカラ」の「フォトギャラリー」にアップしておきます。最近ヤバイくらい忙しいのでかなり後になるかもですが…。
まずは3位。おなじみケンメリです。これはR仕様ですね。ケンメリには過去に何度も触れているのに、なぜここであえて取り上げたかと言うと、この車が自分の理想形に限りなく近いから。ほぼドンピシャという感じです。当方が買うなら、ボディータイプはクーペでカラーはグレー、そしてホイールはスポーク部分がグレーのパナスポーツ(ハヤシ、ワタナベも大好きですけど)。内装も完璧でした。細部にもっとこだわるなら、リアスポとオバフェンをつや消しの黒にしたいところ。同色のチンスポを付けるのもいいかな。できればミラーはメッキにしたい。あとタイヤのサイズも微調整したい…。金銭的にはともかく、買う気だけはマンマンですね(笑。
同点3位です。これも当ブログではおなじみの初代ソアラ。本当に渋くていい色です。歳を食うにつれてこういう色に惹かれる度合いが高まっています。この車は走行3万3000キロ程度で車体価格は138万円。希少価値が高い分、ニーマルより高いですね。10系では最終型の3・0GTリミテッドが一番欲しいです。メーター内にテレビの見られる「トヨタ エレクトロ マルチビジョン」が付いたやつです。色はパールツートン。そして車高を若干下げ、ホイールはピカピカのメッシュ。またまた金ないクセに購入意欲満々です(笑。
2位はロータスヨーロッパ。実はヨーロッパは展示車の中で特別に好きというわけではありません。リアのデザインがスポーティーじゃないところがイマイチ物足りなく感じるのです。なのになぜ2位に食い込んだかというと、車高が低く、コンパクトなスポーツカーである点に加えて、この色が素晴らしかったから。この写真ではブルーメタリックに見えますが、実物はもっと緑がかっていて、より深みがあります。
この写真の方が近いかな。いやあ、イイ色ダナー。おまけに価格はフルレストア済みにもかかわらず何と380万円!!!バブルをリアルタイムで経験された方なら安さにビックリでしょう。買えないけど買うしかないですよね、山の神さん…。
これだけ安くなっているのは、景気だけじゃなく、もしかすると自動車人気の低下が影響しているのでしょうか?だったらもっとこの状況が続いてくれた方がいいのかも?
さて、当方が独断と偏見で選んだ最後の一台です。本来なら512BBあたりが1位になるところですが、今回はあまりにも高額でハナから買えないと分かり切っている車は除外です。もちろん、ここで取り上げている車を買えるとは言っておりません(笑。1位はキャステルさんのブースにあったコチラ!!!
ご存知ポルシェの930ターボです。当方にとって、ナローポルシェ以降で911といえばコレ。しかも色はグレーか白。930ターボなら4人乗れ、販売時期も新しめなので維持にさほど苦労しなさそう(と決めつけてみる)。購入意欲がグツグツと煮えたぎり、頭の中が沸騰状態になったのはいうまでもありません。もちろん買え…ですが。
このリアフェンダーの張り出しがたまらない。フロントより出っ張るのはデザイン上、反則なんでしょうが、そんなことどうでもいいです。
細部の仕上げはカンペキ。眼鏡をかけても、目を何度こすっても、逆立ちして見ても、ナメるように見ても、全く、微塵もキズはありません。値段は残念ながら分からず。売り物かどうかだけでも聞けばよかったな~。
今日(日曜)も仕事なのに徹夜状態で、とんでもないことになりそうにもかかわらずやっぱり興奮してしまい、ブレーキが壊れて止まれなくなっています(笑。なのでシメはいつもの車に助けてもらうことにします。
ああ、おばあちゃんがあられもない姿に…。ではなくて、トヨタ東京大学校(だったっけ?)の生徒さんたちが、これから再生に取り組むようです。ホッ。がんばってレストア技術を磨き、名車たちをたくさん復活させてくださいネ!
追記:後日キャステルさんにうかがったところ、ポルシェ930ターボは売り物ではなく、あるオーナーの方から極上車を借りたのだそうです。ちなみに隣の赤いフェラーリ328は車体価格850万円。どっちもほすぃ…。
慕情、懐古、追憶 [車]
貴重な大型連休だというのに、何事もなく過ぎてしまいそうです。本当は宮城まで繰り出す計画だったんですが。目の手術以降、連休初日の朝まで全力疾走で仕事して、かなりガタがきてしまったので体調回復優先です。
というわけで車関係もあまりご報告することが…。たまに外出したかと思えば、アウディが無理にレーンチェンジして危うく事故に巻き込まれそうになるわ、軽トラがしつこくあおってくるわとさんざん。特に軽トラの態度はひどく、思わず中学生時代に使っていたハシタナイ言葉で怒鳴りつけてしまいました。事故るなら単独でお願いだYO!
と、このままでは「単にYOを使ってみたかっただけだろ」で終わってしまうので(笑、一日だけ遠出した際のお話を。タイヤを交換し、群馬の伊香保までならし運転してきたのです。
前に触れた話ですが、当方のタイヤはピレリのP7000でサイズは215×45×17。台湾や韓国のメーカーを除けば、このサイズでは最も安い銘柄です。とはいえ4本で4万8000円ぐらい(工賃込み)するので、持ち前のセコさを存分に発揮し、購入を延ばしに延ばしておりました。しかし、ここにきてロードノイズが一段と大きくなったため観念し、前に交換していただいた「矢東」さんで同じものを購入。
やっぱりな。乗り心地も静粛性も格段に向上しました。気持ちいい…。タイヤはマメな交換が重要ですよねえ。セコいのはいけません(オマエガイウナ)。いっそのことポテンザにした方がよかったか。最高級のタイヤ、一度味わってみたいです。
ちなみに今回はリアタイヤを太くしたいと思っていたのですが、かなり高くなるため、それも断念。まあ、良くなる(と思われる)のは見栄えだけで、燃費や価格を考えればこちらの方が良いのはいうまでもありません。それにソアラだと、後ろからかがんで見ない限り太さはよく分からないでしょうし…と、自らを慰めております(涙。
我が家から伊香保までおよそ120キロ。道中渋滞はなく、長距離運転を満喫しました。ところが伊香保の近くまで来て大渋滞。温泉好き以上にせっかちな山の神が「もう入らなくていい」と言い始めたため、軽くメシを食べただけで温泉はパス。その先にある榛名湖も、行きたかったけど見送りました。でも大丈夫。伊香保には他にも楽しみがあるのです。「伊香保人形とおもちゃ自動車博物館」。いわゆるレトロテーマパークの代表的存在で、75台の旧車たちがおもちゃやテディベアに混じって展示されています。一度来てみたかったんですよね。「三丁目の夕日」がヒットする前から昭和の雰囲気が大好きなのです。
建物は立派なレンガづくりで洒落ています。評価の高い博物館だけあります。チケットを買い、テディベアのコーナーを通り抜けると、雰囲気がガラッと変わって一気に昭和へタイムトリップ。
懐かしのおもちゃや人形がこれでもかというくらい展示され、駄菓子販売や射的のコーナーもあって内容は盛りだくさん。お台場にも似たような施設がありますが、充実度はこちらが上で、必要以上に混雑していない点も気に入りました。壁には1960~80年代のポスターやブロマイド、シングルレコードのジャケットが所狭しと貼られていて、物事に感動することが少ない山の神ですら、懐かしがって興奮気味でした。それにしてもキョンキョンかわいすぎ!私の青春そのものです。
キ、キモい。夢に出てきそう…。けして誰かのように「キモい」という言葉を使ってみたかったわけじゃありません(笑。
実際の雰囲気を味わっていただきたいので、館内の様子はここまでにして、車だけをご紹介。まずはダイハツのフェロー。あれ違ったっけかな?生活感のある渋いモデルが多いのがここの魅力です。
ホンダ・Z。「水中メガネ」の愛称で親しまれ、70年代の軽市場を席巻した車ですね。70年代前半生まれの私にとって、CR-Xやシティ以前のホンダでは初代シビックかこの車がまず思い浮かびます。当時のホンダ車って雑な作りですぐ壊れそうなイメージだったな~。
前にもご紹介したスバル360です。こういう場所には欠かせませんね。1958年から70年まで販売された息の長いモデルなので、残存個体数は多く、値段も意外とリーズナブル。100万円もあればかなり程度の良いものが買えると思います。部品もわりと入手しやすいのでは。あとは非力なエンジンがどこまで実用に耐えられるか。これ一台というのはさすがに無理かな~。
ホンダクーペ(1972年製)。このド派手な色ってオリジナル?ホンダクーペといえば、「空冷にこだわる本田宗一郎が無理やり作った失敗作で、デザインもイマイチ」というのが当方のイメージ(オーナー様、すみません)。ただし、売れなかった上、エンジンにアルミ合金が多用され、積極的にスクラップされたみたいで、現存個体はごくわずか。皮肉ですが、今となっては貴重な車なのです。
日野コンテッサ。1965年製でおそらく1300CCモデル。ミケロッティのデザインはとにかく優美で寿命が長い。旧車の中で高い人気を誇っているのも分かります。当時の高級車はメッキ部品が多くて、光モノに弱い当方はこれだけでたまりません。
ブルーバードです。左が411で右が312。当方にとってブルといえば510ですが、この2台も箱っぽくていいですね。
最後はお約束となったおばあちゃん。先日ネットで、何と19才の方がオーナーというページを見ました。初のマイカーとか。19「歳」じゃなくて19「才」ですよ!その勇気とセンスに脱帽、です。(筆者注・未成年は「才」表記が正しいそうです)
当方もいつかは…と思ってはいるんですが、一向に実現せず。いや、買えることは買えるんですよ。でも2台持つのは無理。ソアラを手放すのはイヤだし、しかもヨタハチ1台では実用的に難しいと思われ、部品の入手も大変そうなので…と言い訳ばかり並んでしまいます。でもいつかは買うぞ!
ここにはハコスカ、ケンメリのGT-Rやトヨタ2000GT、初代フェアレディZといった車たちもいて、定番の旧車だけが好きな方にもおすすめ。おまけにフェラーリのF40がさりげなく置かれていました。金持ちっていいなあ~。おもちゃや車以外にも、小さいリス園やワインが飲めるコーナーがあったりして、どんな人でもそれなりに楽しめると思います。いつもは旧車を見に行く際に、「絶対楽しいから!」と山の神を強引に連れ出しては、後で詐欺師呼ばわりされている当方ですが、今回は楽でした。
さて、連休中で大渋滞が予想されていたため、帰りは下道を利用することに。昨年に比べ体力はかなり回復したんですが、もう一歩でした。ウチは免許を持っている人間が一人しかいないのでこんなときに不便です。もう一人は8年前から「すぐ取る」って言い続けてるんですが。
何だ言っている本人が詐欺師じゃないか。「とるとる詐欺」の(笑。
忘れたくない一日 [車]
待ちに待ったこの日がついにやってきました。
パシフィコ横浜で3日と4日の両日開催される「ノスタルジック2デイズ」。「ノスタルジックヒーロー」「ハチマルヒーロー」を発行する芸文社さん主催の旧車イベントです。
昨年に続き2回目の開催ですが、今年は昨年以上に力を入れているようで、両誌の表紙を飾った名車たちがズラリ勢ぞろい。おまけに当方がいまだ目にしたことのない、とあるクルマが展示されるとあって、開催日を今か今かと待ちわびておりました。さあ、ボディーに穴が空くまでじっくり見るぞ!
と、意気込んだ私ですが(マタカ)。
早めに寝たのに、起きてみたら12時すぎ。ほんにまあ、年さ食うと時の経つのが早く感じるの~って、悠長なこと言ってる場合じゃないじゃ~ん!誰だよ、目覚まし止めた奴ァ!
…すみません。誰のせいでもありませぬ。朝6時に1度起き、再び目覚ましをセットするのを忘れたまま寝てしまったのです。いわゆる二度寝ってやつです。ああやっちまった。懲役モンのチョンボです。
当初予定では、会社の後輩クンがたまった仕事をこなすためがんばって休日出勤するというので、朝10時に彼を拾って都心の仕事場へ運んだ後、そのまま横浜に向かうつもりでした。で、なるだけ早くとんぼ返りして、仕事を手伝うと約束していたのです。
あわてて電話してみると、後輩クンも先輩を見習って寝坊してました(笑。でも今となってはスケジュール通り動くとイベントを見る時間がありません。かといって明日は行けないし…。
「後輩クン、約束破って悪イ。仕事は一人でがんばって。帰りは送ってやるから」
「アイアイサー」
あ~解決してよかった。そうです、私は鬼です。悪魔です。旧車のためなら魂も売ります。しかも激安で。あっ、悪魔が魂売るって変か(笑。
ということで魂を売った甲斐があり、何とか午後5時の終了時間まで2時間ほど時間を確保できることとなりました。
えっ、前置きが長い?イライラする?ゴメンナサイ。興奮したままダァーっと書いていて、いつも以上に止まりません(笑。
というワケで(どういうワケだ?)、クルマたちの紹介に参りましょ。
まずはざくっと。ゲートをくぐり左手を見ると、いきなり過去の表紙を飾った車たちがお出迎え。セリカ、ハコスカ、ケンメリ、ヨタハチ…。いずれもコンクールコンディションで、それはもう頬擦りしたいくらい。ここだけであやうく持ち時間の2時間が過ぎ去ってしまうところでした。
一方、右手では何やら撮影しています。実はこれもイベントの目玉。何とたった1000円でピッカピカのハコスカもしくは2000GTをバックに記念撮影できるのです。しかも出来上がった写真は「ノスタルジック…」の表紙仕立て。これはうれしい。とりわけ小さなお子さんを連れたファミリーに大人気でした。
今回のイベントで特徴的なのは、過去に当ブログで取り上げたイベント以上に多種多様な旧車たちが展示されていることです。スーパーカーはやはりチビッ子たちの一番人気でした。
こちらは旧車会仕様。会は旧字体です。変換できなかったので…。
こういうの、よくプラモで作ったなあ~。白い車のボンネット上に広げてある「矢沢タオル」がイカしてます。
前にもご紹介したBMW。このショップさんはイベント参加率が高く、非常に好感が持てます。
懐かしのホイールも販売されています。見る人が見ればココだけで1時間は費やしてしまうでしょう。
ここからは個別のクルマです。ほぼ全車がお気に入りといえる高いレベルのなか、悩みに悩みつつ、特に気に入ったクルマ、気になったクルマを厳選しました。
まずはソアラのライバル、レパードです。高級グレードとはいえ、出展車の一台は走行4万4500キロで338万円!(写真とは別の車です)。にもかかわらずすでに売約済みの札が出ていました。この走行距離なら20ソアラはエアロキャビンを含めても100万円しないでしょう。現役時代の販売台数とは対照的に中古車価格ではレパードの圧勝ですね。レパードもソアラに負けず劣らず熱いファンがいますしね。
ソアラ派の私から見ても、販売台数でついた差ほど、クルマのデキに差はないように思います。
今回は有名な某レパード専門店が出展されていて、展示台数でもレパードの圧勝でした。ソアラもがんばれ!
お次は1975年製三菱ミニカ。「厳選」なのに何で取り上げるの?と思われるかもしれませんが、実は個人的に思い入れがあるのです。
このクルマ、亡き祖父が所有していて、幼いころよくドライブに連れて行ってもらいました。乗せてもらっていたのは13人いる孫のうち私だけだったので(おそらく)、得意になっていたのを何となく覚えています。ああ、じいちゃんブーブー。ちょっとしんみり。
これまで何度も取り上げたフェアレディZです。貴婦人の名にふさわしい、何度見ても飽きない、流麗で美しいデザインです。最もボディーがツヤツヤだったのでピックアップ。
「ハチマル…」の発行元によるイベントだけあって、80年代車も存在感抜群。うれしいのはR30スカイラインのターボRS。2台展示されていました。
もう一方もすごくよかったのですが、特にこの一台には目が釘付けでした。
パナスポーツさんのゴールドホイールを履いたこのターボRS、広告で見てひと目ぼれし、一度実車を見たいと思っていたのです。タイヤの白い文字もいとおしい。ああ、このまま乗って帰りたい。
イベントの目玉は他にもあります。プリンス・R380(レプリカ)。打倒ポルシェを目指して開発されたレースカーで、残念ながら市販されませんでしたが、仮に出ていればトヨタ2000GTと並ぶ日本車勃興期の象徴的存在になったことでしょう。Zと同様、流れるようなボディーラインは美しいの一言。今から発売してくれないものか…。
このままだと全車取り上げかねないところを何とかストップ。残りの写真は「みんカラ」の「フォトギャラリー」に後ほど掲載しておきます。
最後に一台。それも真打ち登場です。
それは…
これが一番見たかった…
我らが…
ヨッチャンさん号です!当ブログを読んでいただいている方はもうご存知でしょう。「ハチマル…」の表紙を飾ったあのクルマです。ご本人にお会いする前にお車と対面することとなりました。
いや~、聞きしに勝る完ペキな状態。並み居る名車たちに全く負けていません。私に限らず多くの来場者がここで足を止め、食い入るように車を見つめ、会話に花を咲かせていました。同じニーマル乗りとして本当に誇らしい。こんな素晴らしい車を見せてくれてありがとうです、ヨッチャンさん!
楽しみにしていたイベントでしたが、予想通り、いや予想以上といえる、すばらしい内容でした。関係者の対応も素晴らしく、イベントを盛り上げようという、熱い気持ちがひしひしと伝わってきました。興奮したおかげでどれもこれも写真が右上がりになってしまいました(笑。
ちなみに3日は「ハチマル…」の発売日。会場では各100部の限定ながら、3月1日発売の「ノスタルジック…」も含め、表紙デザインが異なる「サプライズ仕様」が販売されていました。私はまたまたこの忘れっぽい性格のせいで、買うのが後回しになるチョンボをやらかしてしまい、「ハチマル…」の方は入手し損ねてしまいました。でもまだ大丈夫。4日も各100部販売されます。
それに明日は特別ゲストとしてあの哀川翔さんが登場します。まさに見所、お楽しみ所満載。お近くの方はぜひ足を運んでください。
さァ、たっぷり目の保養ができたし、中華街でうまいもん食って帰るか!
ん、何か忘れてるような?
あれっ、何だったっけ?
あ、後輩クンのことすっかり忘れてた(笑。
再始動 [車]
視力が復活したこともあり、最近またソアラづいています。ただ、So-netブログは扱いずらく、写真をアップするのも面倒なので、更新は「みんカラ」ばかり。歴史関連のテーマを取り上げることもなければ、ソアラ関連の使い分けもしないという、かなりいい加減な状態になってしまっています。あいにくこれからまた忙しくなりそうなのですが、なるだけ更新を維持し、題名を変えずにいきたいと思います。
さて、ソアラの近況ですが、目の手術も終わったことだし、まずはバンパーの再塗装をしたいと思い、例のさいたま市内のお店に一週間預けました。そして受け取りに行ったのが13日。ちょっとした不具合が見つかり、来週再びうかがうことになったものの、かなりキレイになり気分爽快です。これでとりあえず再始動できます。
遠出する時間がなかったので、今日は府中まで走って駐車場でパチリ。ついでにこれからの「計画」をまとめるため、車をじっくり観察しました。
まずは全体。やはりバンパーにキズがあるのとないのとでは大違い。とりあえず内外装で大きな問題はありません。
ついでにヘッドライトカバーも磨いていただきました。磨く前の写真がなく分かりにくいかと思いますが、クモリがとれてかなり印象が変わりました。これなら7万円もする新品を買うこともないかな。磨き代3000円也。
ここからは課題です。まずは前に触れたことのあるエンジンの始動。あいかわらずかからない時があります。なぜか自宅の駐車場ではそんなことがなく、機械式駐車場やコインパーキング、傾斜や段差のある場所に駐車した時だけかからないのです。おまけに仕方なくJAFを呼んだかと思えば、到着する間際になってかかるという、かなり人を小馬鹿にした症状。これで再始動もヘッタクレもないわ。
素人ながら、おそらくセルモーター自体か、周辺の配線に原因があるのだろうと推測していますが、もしかしたら↑ではないかとも思い始め、ワケが分からなくなっています。
キーシリンダーはもう部品がなく、交換する場合はドアやトランクまで替えないと一つの鍵にできないので困ったもの。いっそのこと、奮発してキーレス付きエンジンスターターを付けるのも手かな。
次はタイヤ。実は4年半も乗っているのにまだタイヤ交換してません…。荒い運転はしていないので溝は十分なのですが…。
よく見るとヒビ割れがいっぱい。こりゃ危ない。ここまで持ってくれたので、安いピレリのP7000を選んだこと自体は正解だったと思います。
ちなみにサイズは215×45×17。レガシィあたりといっしょで、安さを優先するならこのサイズを4本買うのがベストでしょう。ただ当方の場合、次はリアを少し太くして235か245にしたいと思っています。これだとP7000は適当なサイズがありません。かといって他だと7万円は必要。早急に対処しないといけないのに迷ってばっかりです。
他にも直したいところがたくさん。できればこういう部分も完璧にしたい。
グリルは黒い塗装が一部剥げているので、後々のことを考え部品を注文しておきました。1万7000円くらいだったかな?
モールの擦り傷です。モールはすでに一部欠品となっているのでこの傷は痛いです。状態の良い中古品が出てくるのをじっくり待つしかなさそうです。
汚れも気になります。うまい清掃方法はないか…。
ここも直したいところ。洗車後に水が垂れ、水垢になってしまうので。1万円ぐらいかな。
撮影していたら取れかかっているのに気づきました。で、ちょっと触ったら外れてしまいました。このプレートは補充部品があるのかすら分からないので危機一髪でした。ちなみに、剥がれた跡には土のようなものがいっぱい。こういう部品、一度わざと剥がした方がいいのかもしれません。
最後はフォグ。相変わらず結露がひどいです。コーキングすればいいのかもしれませんが、自分はバンパーを外せないので、とりあえず塗装のたびに水を抜いてもらってます。
フォグといえば、黄色い電球もどうにかしたいところ。ウインカーレンズカバーをクリアで統一したら、この黄色がだんだん邪魔になってきたのです。電球を外してしまうか、ここだけHID化するかしか対処法はないのか。
かといって、家計に負担をかけたくない気持ちもあるわけで(他にも使いたいことがあると言うべきか)。優柔不断、意志薄弱、有言不実行…と、愛車の欠点以上に自らの性格のアラが気になった一日でした。
心強い味方 [車]
視力の悪化で本が読めずにいるうちに、いつの間にかソアラ関連の雑誌が2冊も発売されていました。
芸文社の「ハチマルヒーローvol12」と、モーターマガジン社の「ジャパニーズ・ビンテージ・シリーズ 初代ソアラ」です。あわててアマゾンに注文し、即日配送してもらいました。
後者は「未体験ゾーンへ」のキャッチコピーで日本中にセンセーションを巻き起こし、ハイソカーブームを牽引した初代ソアラを徹底解剖する内容。当時の写真がほとんどなのがちょっと残念ですが、掲載点数はかなり多く、文章も細かいグレードの違いを含め、初代ソアラの内容を詳細に解説しているところに好感が持てました。もともと当方は初代に衝撃を受け、買うときも初代にするか、2代目にするかでかなり悩んだクチだけに、買って本当によかったです。次は初代にするかもしれませんし。特に表紙の2800GTエクストラ。2代目にはない色で、渋くて素敵。
一方、ハチマルヒーローは有名な旧車雑誌「ノスタルジックヒーロー」の増刊という位置づけ。基本的に季刊発行で、これまで毎回購入しているのですが、今回は発売から日が経っていたこともあってか書店で見当たらず、不況の折、すっかり休刊になったものと思い込んでいました。しかも表紙は20ソアラ。いや、危ないところでした。
こちらは現役バリバリのクルマが紹介されている半面、ソアラ関連の記事はわずか。表紙を見て期待していたので、ちょっとがっかりでした。でもソアラが取り上げられている最初の4ページだけでも買った甲斐がありました。他の車もプレリュードをはじめ、なかなか多彩。
オフ会に参加できず、人的交流は皆無に近い当方ですが、ここで取り上げられているオーナーさまのブログはたまに拝見させていただいています。これまで23年間、20ソアラ一筋で、その間に購入したのはなんと12台とか!中には部品取り目的で購入した個体も含まれ、現在の所有台数は4台とのことですが、メンテに必要な道具や部品がそろったガレージを含め、なんともうらやましい限りです。しかもプロに写真を撮ってもらえるなんて…。
表紙で取り上げられているMZ21のきれいなこと!グランベールのダッシュボードなど、幾多の劣化や不具合と日々戦っておられるのでしょうが、これだけのコンディションを保つには、相当なご苦労がいることと察します。パールツートンカラーは最高!ああ~、やっぱリミテッド買えばよかったかな~。
ともかく、自動車販売が不振を極める状況にあって、特定の、しかも20年以上も前の車を対象にした本が2冊も発売されたのは実に素晴らしいこと。
あるいはそれは、新車に魅力がなくなり、相対的に古い車の人気が高まっているだけであって、自動車の人気低下を表しているといえるのかもしれません。
でも出版界に不況の嵐が吹き荒れ、自動車雑誌の読者離れが深刻な中、少しでも内容を充実させようと努力し、当方のように古い車が好きな読者のニーズを満たしてくれている出版社には本当に感謝。取り上げられているオーナーさまの愛車への思い入れに深い畏敬を念を抱きつつ、じっくりと読ませていただきました。
モーターショーではありません・その2 [車]
われながらしつこい(笑。
お盆に保養と気晴らしのため、下呂温泉と高山を旅行し、愛知県長久手町にある「トヨタ博物館」に立ち寄りました。今回は、その際の写真です。写真の整理がてら…最近どこにも行かずネタが枯渇しているのがバレバレです(笑。
この施設、一度は訪れてみたいとかねがね思っていました。日本だけでなく、世界の自動車史をいち時に振り返れる施設、そうはありません。
この日はちょうど、東名の上りが地震による土砂崩れで寸断された日。到着までどれだけかかるか皆目見当がつかず、「これはあきらめざるを得ないかな…」と覚悟しつつ東名に乗ったところ、意外にもガラガラ!予想より早く到着し、最低限の疲労ですみました。
当日は子供連れだらけ。「働くクルマ大集合」と銘打った企画展があったのです。あまりの混雑ぶりに、「少子化ってほんとかいな」と戸惑いつつも、自動車人気に安心。
館内には予想に違わず、数々の貴重な車が展示されていました。創立50周年を記念して建設されたとはいえ、これだけの立派な施設、なかなか作れません。他社の車も盛りだくさんで、しかも公平に展示されていました。自動車文化の発展に貢献しようというトヨタの心意気をひしひしと感じます。
ぜひ足を運んでいただきたいのですが、行けない方のためざくっとご紹介。
プジョーのペペ(1913年)です。自動車の発明は1886年ごろとされています。この車が登場したころには世界中に広がり、馬車と交代しつつありました。別の機会に触れますが、国産自動車が登場したのもこのころです。
ちなみにこの前年、ブリヂストン創業者の石橋正ニ郎は、地元・久留米で地下足袋の宣伝に車を使うという、画期的な手法を取り入れました。その車は久留米地方で初の自動車だったそうです。
シボレー マスター シリーズ DA。1934年製です。以前、この時代の米国のハイウェイを映像で見る機会があり、想像していた以上に発展していたので、目を丸くした記憶があります。車を見ても、日本がとうてい太刀打ちできる相手ではなかったと再認識させられます。
ドラージュ タイプD8ー120(1939年)。フランスの高級車です。あまりの優雅さ、美しさに見とれてしまいました。
おなじみフォルクスワーゲン。これはプロトタイプ(1938年、レプリカ)です。ポルシェ博士が企画した車で、ヒトラーが進めた国民車構想に採用されました。同じデザインでも後年の車体とはひと味違った魅力があります。
日本の国民車第1号ともいえるトヨタのパブリカ UP-10型(1961年)。この時代まで、日本メーカーのビジネスは欧米メーカーとの技術提携によるノックダウン生産が中心で、いちから開発した純粋な日本車はクラウンなどほんのわずかでした。パブリカは、一般庶民が何とか手に入れられる点でも、日本メーカーが事実上の独立を果たす端緒となった点でも画期的な車でした。
フジキャビンです。登場は1956年。このころの欧州や日本には、戦後の物資不足を背景に、自動車というより、屋根付きの3輪スクーターといった方がふさわしい、いわゆる「バブルカー」が相次ぎ登場しました。フジキャビンは、イタリアのイソ・イセッタ(正確には4輪)、ドイツのメッサーシュミット KR200と並ぶ存在。敗戦国の御三家ですね。
ちなみに、ボディ素材には軽量化のため、世界で初めて繊維強化プラスチック(FRP)を採用しています。車体重量はわずか約130キロ。大人2人でも持ち上げられる軽さです。
とはいえ、非力なエンジンに対しては、これでも重かったようで、あまり売れなかったようです。
個性派をもう1台。コニー・グッピー(1961年)です。やはりスクーターからの乗り換えを狙った車でしたが、199CCと非力で販売も伸び悩み、2年後には姿を消してしまいました。う~ん、おもちゃみたいでかわゆい。
ともかく、体調不良の中、無理して立ち寄って本当によかったです。車好きの天敵ともいえるわが山の神もかなり楽しんでおりました。
この人、到着するやいなや、すぐメシを食いたいと言い出し、食べ終えたかと思えばいきなりひと言。「早く温泉につかりたい」。な、なんちゅう奴!