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南へ・その4 [旅の記録]

 翌朝は山の神を空港へ送った後、ホテルに戻って仮眠。さぁ、ここからが旅の本番です!

 というのも、別に一人になりたかったのではなく、もともと満天の星空が見たくて豪州行きを決めたから。そういや一番の理由だった(笑

 ナチュラルブリッジは市内に近すぎると判断、この日は少し奥にあるラミントン国立公園を目指すことに。まさかこの判断が予期せぬ事態を招くとは…

 念のためガーミンのナビを借りていたのに、これが全く役に立たない。目的地まで数回曲がるだけのシンプルな道のりだったにもかかわらず、見事に迷ってしまいました。しかも目的地の施設が閉まっていたために気づかず、通り過ぎてしまうという。。。

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 周囲は真っ暗。いきなりでっかい牛たちが道路を占拠していて、危うく体当たりしそうになったりと、まったく気の抜けないドライブでした。それでも気を取り直して先を進むと、徐々に勾配がきつくなり、カーブの連続に突入。車線がなくなり、いつの間にかWRC並みの山岳コース状態に。ハワイ島の宿とは比べものにならない怖さです。

 さすがにもう引き返した方がいいかなと思い、カーブを曲がり切ったそのとき、目の前に黒い物体が!まさかこんな場所にも牛?

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  と思ったら何と、

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 野生のカンガルーでした。。。

 このカンガルー、まったく動じていない様子。大胆にも車の脇をすり抜け、森の奥へと帰っていきました。
 
 結局、ダートに変わった道をさらに進んでみたものの、三面記事を飾るとまずいと思い断念。何とか狭い道をUターンしたときに初めて対抗車と出くわし、国立公園の管理者とおぼしき女性から「アーユーOK?」と怪訝そうな顔つきで心配されるハメに。「ゼンゼンダイジョウブ!」と元気よく答えてその場を立ち去ったものの、怪しまれてもしょうがないほどぎこちない表情だったのはいうまでもありません。お姉さん、驚かしてごめんね。

 残念ながら、この日の星の数は前日と同じくらい。4等星ぐらいまでは見えていたので、それでも十分、美しい星空でしたけど。それとホテルへ戻り、近くの浜辺を歩いていたとき、人工衛星が太陽光を反射して明るくなる「衛星フレア」に遭遇できたのも貴重な経験でした。

 最後にちょっとした後日談。

 帰国後1週間ほどして再び星を見たくなり、野辺山あたりに行ってみようと中央道を西へ向かうことにしました。甲府を過ぎ、八ヶ岳のふもとまでさしかかったとき、いきなり前の車が急ブレーキをかけてレーンチェンジ。見ると、そこにいたのは野生の鹿!どこからか迷い込んでしまったようです。日本でも同じような経験をするとは。かなり交通量が多かったけど大丈夫だったのかな。


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