南へ・その2 [旅の記録]
2日目もシドニーです。ホテルを出て、北へ向かいながら中心街を散策。
日本ほど清潔ではないものの、景観が整っていて、歩くのがすごく楽しい。8月で真冬のはずですが、歩き回ったこともあり長袖シャツ一枚でも十分でした。
シドニーは豪州で最も人種的に多様な街です。70年代にベトナム移民を受け入れて以降、白豪主義はなりを潜め、今や黒人の少ない米国といった雰囲気。中でもアジア移民が多く、それだけでこの国がアジアとの距離を縮めているのがうかがえます。
今も差別的な言葉を投げかけられたという話を耳にしますが、人種差別はどうなんでしょう。保守的な半面、米国という〝実験台〟を参考にしながら舵を切った経緯もあり、これでもうまく対処してきた方じゃないかと思うのですが。ヘイトスピーチの問題に直面し、これから移民の受け入れが進むであろう日本にとっても参考になりそうです。
日本人にとっては意外ですが、豪州にとって日本は〝ご近所様〟。実際、地図を見ると欧州や米国はあまりにも遠く、ニュージーランド以外で近い先進国となると、日本かシンガポールくらい。前の記事で触れたように、日本車人気も手伝って、彼らはこちらが思っている以上に親近感を抱いてくれているように感じます。鉄鉱石やボーキサイトの上得意ですし。日本にとっても自動車などの重要な輸出先だし、最近はニセコなどに来るオージーが増えてますしね。
豪州にとっては中国も重要なお客さんで、捕鯨の問題もあるので何ともいえませんが、方や資源の豊富な多民族・多文化主義国家、方や人口が多く技術力のある(ほぼ)単一民族国家。互いの立ち位置さえ理解し合えればいい補完関係が築けるのではないでしょうか。
このセントバーナード、ライオン並みに大きくてびっくり!こんなにデカけりゃエサ代もバカにならないだろうなあ。
シドニーでは、ほかにも「ミックジャガーに会いに行きたいからお金ちょうだい!」と書いたプラカードをぶら下げたお姉さんを見かけました。そういえば、この国で物乞いが流行しているって聞いた記憶が。平均収入は日本より上のはずなんだけどねえ。それにしてもおじさん、「これはチャリティーじゃない」って都合よくね?
サーキュラーキーを経由してオペラハウスへ。写真で何度も見ているので期待していませんでしたが、建設に長い年月をかけただけあって素晴らしい建物でした。
時間があったので、オペラハウスの東にあるロイヤル・ボタニック・ガーデンを散策して戻ることに。ところが、確かにきれいな公園ではあるけど、とにかくだだっ広くて、バスも通ってないので最後はヘトヘト。オペラハウスとハーバーブリッジを一枚の写真に納められるミセス・マッコーリーズ・ポイントだけ行けば十分かな。
翌日は朝早く起きてゴールドコーストへ移動です。
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