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可愛いやね! [お気に入り]

 すっかり忘れていた甘酸っぱい感覚。何年ぶり、いや何十年ぶりでしょうか。

 胸がドキドキして、息をすることすらままなりません。

 もうすぐ四十路だというのに、どうやら年甲斐もなく恋の病にかかってしまったようです。

 頭がボーっとして、微熱がおさまらなくて、涙が止まらなくて、鼻水がひどくて…

 花粉症だわ(笑

 でもね。

 恋煩いとはいかないまでも、ある女性に夢中なんです。念のため言っておくと山の神じゃありませんよ(笑

 すっかり衰えた外見とは裏腹に、ダフニスを彷彿とさせる純情で清らかな心の持ち主であるワタクシは、四月のオフィス変更を前にあれこれ準備があるにもかかわらず、まったく仕事が手につかんのであります。

 「心濁りきっとるやん!」とか、「仕事が手に付かないのはいつもじゃん!」という同僚および知人・友人のクレームは一切、お受け致しかねますm(__)m

ブログ・岡田可愛1.jpg


 話を進めましょう。最近我が家に届いたラブレターです。山の神に三行半を突きつけられたわけじゃありませんのであしからず。

 いやぁ、たった数日の辛抱なのに何年も待たされている気分でしたよ。まさしく彦星の心境ですわ(え

 さっそく封を切ります。

ブログ・岡田可愛2.jpg


 ラブレターじゃなくてマルベル堂のブロマイドでした(*^_^*)

 それにしても。

 (-ω-。`)ホ゜ッ

 …失礼。

 この女性こそ、いま恋焦がれている人なのです。

 誰だか分かるかな?ふっ、わっからねえだろうな〜

 もし分かるとしたらあなたはかなりのオッサン…いや、かなり女性を見る目があり、この女性の存在をずっと心にとどめてきたのでしょう。当方の言葉だと説得力ゼロかもしれませんが。

 そうねえ、ヒントは「バレーボール」

 分からない?ちょっと広すぎたか。

 じゃあ、「サインはV」。これでお分かりでしょう。

 そう、岡田可愛さんです。と言っても私より若い人は知らないか。むかし活躍した女優さんで、今はアパレルブランドを運営されている方です。

  岡田さんのことは子供の頃から知ってはいました。でも物心がついた頃には女優業を半ば引退されていて、たまにバラエティー番組で見かけるくらい。失礼ながら、「ちょっとケバいおばさん」くらいにしか思っていませんでした。それ以前の映像も「サインはV」の場面を見かけるくらいで、主役を務めた岡田さんにフォーカスを絞ったものではなく、ドラマのスポ根ぶりや奇抜さを懐かしむ場合がほとんど。虜になるほどではありませんでした。それがなぜ今になって夢中なのかというと、たまたまYOUTUBEで他の作品を見る機会に恵まれたのです。

 「サインはV」を除く代表作だと、夏木陽介さんらと共演した「青春シリーズ」や、NHKで放送されて好評を博し、岡田さんは先生役を演じた「謎の転校生」あたり。吉永小百合さん主演の映画「キューポラのある街」にも出演されているようです。

 当方のイチ押しは、1971年に日本テレビ系列で放送されたホームコメディーの「おひかえあそばせ」。プロ野球が中止になった時に放送される、いわゆる「雨傘番組」だったため、全13回と話の数は少なめで、さして話題になった作品でもありません。私もずっとこのドラマの存在を知らず、もともとは石立鉄男さんが大好きで、過去の作品を洗いざらいチェックしていたことから知りました。

 石立ドラマといえば、岡崎友紀さんと共演し、ラブコメの草分けともいえる「おくさまは18歳」(70年)や、酒井和歌子さんがヒロイン役の「気まぐれ天使」(76年)あたりを思い浮かべる方が多いのでは。「おひかえあそばせ」の焼き直しで、岡田さんに代わって大原麗子さんが相手役を務めた「雑居時代」も有名ですね。いずれも30年以上前に制作されたとは思えないほどの傑作ぞろいで、相手役も魅力的な方ばかりです。

 その中でも、私は「おひかえあそばせ」を選びます。このドラマ、松木ひろしさんの脚本もさることながら、岡田さんを含め、石立さんや宮本信子さん、冨士真奈美さんといった出演者の演技がことごとく素晴らしい!はっきり言ってリメイク版の「雑居時代」よりホームコメディーとしての質は上だと思います。

 六人姉妹の四女でヒロイン役を務める岡田さんのかわいいこと!ツンデレの気があり、勝ち気な一方で、心優しく、石立さん演じる若手カメラマンと喧嘩しながらも惹かれていくという、難しい役所を見事に演じきっています。岡田さんは当時23歳。10代の清純な岡田さんも可憐で素敵ですが、このドラマの岡田さんはそれをしのぐほどチャーミング。

 ついでにいえば、見た目だけでなく、その声も声フェチの当方にはツボです。発声がしっかりしていて、聞き取りやすくて、純粋に役者としていい声してると思います。

 岡田さんは自伝的なエッセイを書かれていますが、残念ながら撮影期間が短いこともあったのか、この作品に言及していないのが残念。

 演技の素晴らしさは当方の分かりにくい説明より、自身でご覧になった方が方がいいかと。容量制限があるのでURLを貼っておきます(http://youtu.be/c8DB8tEoN3I)。この動画が演技のうまさを何より証明してくれています。

 どうです?特に最後のシーン。うっふ~ん♪ 家族のいる方はにんまりしたところを見つからないよう注意しましょう(笑

 この作品はかつてDVD化されたものの、現在は入手困難で、中古の値段も高いので買うのを我慢していました。ところが、五月から再販されるとのことの耳寄りなニュースが!これで五月病にならずに済むかな。

ブログ・岡田可愛3.jpg


 それにしても、これほど出演作品や写真によって見た目の印象や表情が違う女優さんは珍しい。単にメークで違うのではなく、やはり演技力や表情の豊かさによる部分が大きいのではないでしょうか。

 岡田さんは歌も出していて、中でもいずみたくさん作曲、岩谷時子さん作詞の「涙こらえて」は名曲です。こちらもYOUTUBEでアップされているのでぜひ聴いてみてください(http://youtu.be/zg1eRK-TpJQ)。

 シンプルながらもメロディーがしっかりしていて、口ずさみやすくて、「上を向いて歩こう」にも引けを取らないレベル。意図的なんでしょうが、「空に~ひ~か~る~♪」という部分の歌い方がかわいすぎ(*^-^)ニコ.

 この曲は幸い、「これが青春だ」(キングレコード)というCDに収録されています。手に入れたい方は検索してみてください。
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